英検1級合格体験記 ~その⑤ 二次試験本番
●二次試験当日
◆午前中
面接は午後2時からだったので、午前中は、ネットで過去のお題全部に一通り目を通しました。ここで初めて「面接大特訓」に載っているようなお題よりも、価値観を問うような問題が多く出題されていることに気がつきました(遅すぎる~!!!)。
色々、ヤマは張ったものの、すべてのお題に目を通してみて、自分が他の人より深く知っているのは、やはり「子ども」に関わることしかないなと再認識。「子ども」について一歩深く理解するには、専門家(子ども)に聞くのが一番!と思い、長女に「学校の先生ってこわい?」と聞いてみました。すると、「担任の先生は他の先生と怒り方が違う。きつく怒ったりしない。○○はいけませんね~。みたいな言い方しかしないよ。」と、「へえ~、なんで?」。「怒っても、子供はなんで怒ってるのかよくわかんないからだって。」 なるほど・・・たしかに、厳しくしてもいいことないよな~。なんて会話をしていたら、無情にも本番の時間となりました。
◆本番
・ゆっくりしゃべる
・質問にまっすぐ答える(絶対それない)
・とにかくリラックス!
だけを念頭にいれ、余計なことは考えず、本番に臨みました。
日時:7月2日(日) 14:00~
会場:北海商科大学
面接官 アメリカ人(?) 40-50代
日本人・女性 40-50代
始めの雑談は自己紹介で娘が3人いることを話すと、日曜日はいつも何をしているか聞かれたので、「子供と遊んでいます。特に、一番下が3歳なので、一緒に公園で遊ぶのが楽しい。」と答えました。
◆スピーチ
トピックカードが渡されました。トピックに目を通すと、上から4つは答えにくそうなお題ばかり。どんなお題だったか思い出せませんが、一つは、インターネットの規制に関するもので、これだけは避けようと思いました。
結局、5つめのトピックを選びました。
「厳しいしつけは教育に効果的か」というもの。このお題でスピーチしたことはありませんでしたが、今朝長女とした会話しか思い出せなかったので、それを膨らませてスピーチを考えました。
スピーチの内容
厳しいしつけは教育に効果的ではない。
1) 厳しいしつけは子供に悪影響。
子供たちは未熟で厳しく叱っても多くの子供たちはその理由を理解できない。厳しいしつけは先生や大人へのhateを強めるので、非行につながる。
2) 大切なのは、厳しさではなく、子供との信頼を築くこと。
1つ目の理由を言い終わったころに1分経過のコールがあったので、2つ目の理由にいくつかコメントを付け足し、That is all. Thank you.と言って終了しました。何秒残っていたのかは不明です。
QAセクションは記憶がはっきりしていませんが、ざっくりと以下のような質問に以下のような主旨の回答をしたと思います。
―学校で教師がしつけをする必要はあるか
現代の親は非常に忙しい。教師はそれを補うべき。学校生活の中で、教師は子供たちと過ごす時間が長く、お互いに協力することや、友達に優しくする機会がたくさんある。そうした環境の中で、教師は子供に社会のマナーやモラルを教えることができる。
―「厳しく」ではなく、信頼を築くのがいいと言ったが、どのようなことか?
こどもは未熟なので、厳しく叱ってもその意味を理解できない。
大切なのはempathetic listening
こども達とよくコミュニケーションをとることで、心の深い部分を引き出すことができる。
厳しさではなく、温かいコミュニケーションが必要。(heartwarming relationshipなんて単語があるのかわかりませんが苦し紛れに造語?しました)
―母親として、今の親の教育は不十分であると実際に感じたことはあるか?
公園などで、子供が危険な遊びをしていることがあるが、親が注意したり、助言することはない。働く母親が増え、教える時間がないから。
―近頃の日本人は年長者を尊敬しなくなっていると思うか?
はい。しかし、同様に年長者も若者に敬意を払っていないと思う。日本の社会では、各世代がseparateされている。お互いにコミュニケーションをとったり、協力したり、理解する機会がとても少ないと思う。
―日本の教育は社会に出た時、役に立っているか?
部分的にはイエス。特に小学校では、チームワークや協力することを学べる。
一方で、社会がグローバル化する中で、十分に役に立つ教育がされていない。例えば、英語教育は、読み書き中心で、話す、聞くことは十分でない。
最後の質問は、一言しゃべった時に終了のコールがありましたが、面接官が続けていいよといったので、少々慌て気味にしゃべりました。
後から考えると、もっとこういう説明をしたほうがよかったかな、とか、あの例を出せばよかったな、とか反省が絶えませんが、限られた時間でよく頑張ったと思います!
結果は、初トピックでスピーチをしたため、スピーチの点数は低め。質疑応答で巻き返した感のある配点でした。
Short speech 7/10 Interaction 9/10 Grammar and Vocabulary 8/10 Pronunciation 9/10
スコアの出し方がよくわからないのですが、これで627点。合格基準が602点。英検バンドは一次も二次も+1だったので、どちらもギリギリでした。今回の目標は、とにかく合格することだったので、ひとまずはホッとしていますが、もっと高得点を獲りたい!という欲もでてきて、少し悔しくも感じました。
◆午前中
面接は午後2時からだったので、午前中は、ネットで過去のお題全部に一通り目を通しました。ここで初めて「面接大特訓」に載っているようなお題よりも、価値観を問うような問題が多く出題されていることに気がつきました(遅すぎる~!!!)。
色々、ヤマは張ったものの、すべてのお題に目を通してみて、自分が他の人より深く知っているのは、やはり「子ども」に関わることしかないなと再認識。「子ども」について一歩深く理解するには、専門家(子ども)に聞くのが一番!と思い、長女に「学校の先生ってこわい?」と聞いてみました。すると、「担任の先生は他の先生と怒り方が違う。きつく怒ったりしない。○○はいけませんね~。みたいな言い方しかしないよ。」と、「へえ~、なんで?」。「怒っても、子供はなんで怒ってるのかよくわかんないからだって。」 なるほど・・・たしかに、厳しくしてもいいことないよな~。なんて会話をしていたら、無情にも本番の時間となりました。
◆本番
・ゆっくりしゃべる
・質問にまっすぐ答える(絶対それない)
・とにかくリラックス!
だけを念頭にいれ、余計なことは考えず、本番に臨みました。
日時:7月2日(日) 14:00~
会場:北海商科大学
面接官 アメリカ人(?) 40-50代
日本人・女性 40-50代
始めの雑談は自己紹介で娘が3人いることを話すと、日曜日はいつも何をしているか聞かれたので、「子供と遊んでいます。特に、一番下が3歳なので、一緒に公園で遊ぶのが楽しい。」と答えました。
◆スピーチ
トピックカードが渡されました。トピックに目を通すと、上から4つは答えにくそうなお題ばかり。どんなお題だったか思い出せませんが、一つは、インターネットの規制に関するもので、これだけは避けようと思いました。
結局、5つめのトピックを選びました。
「厳しいしつけは教育に効果的か」というもの。このお題でスピーチしたことはありませんでしたが、今朝長女とした会話しか思い出せなかったので、それを膨らませてスピーチを考えました。
スピーチの内容
厳しいしつけは教育に効果的ではない。
1) 厳しいしつけは子供に悪影響。
子供たちは未熟で厳しく叱っても多くの子供たちはその理由を理解できない。厳しいしつけは先生や大人へのhateを強めるので、非行につながる。
2) 大切なのは、厳しさではなく、子供との信頼を築くこと。
1つ目の理由を言い終わったころに1分経過のコールがあったので、2つ目の理由にいくつかコメントを付け足し、That is all. Thank you.と言って終了しました。何秒残っていたのかは不明です。
QAセクションは記憶がはっきりしていませんが、ざっくりと以下のような質問に以下のような主旨の回答をしたと思います。
―学校で教師がしつけをする必要はあるか
現代の親は非常に忙しい。教師はそれを補うべき。学校生活の中で、教師は子供たちと過ごす時間が長く、お互いに協力することや、友達に優しくする機会がたくさんある。そうした環境の中で、教師は子供に社会のマナーやモラルを教えることができる。
―「厳しく」ではなく、信頼を築くのがいいと言ったが、どのようなことか?
こどもは未熟なので、厳しく叱ってもその意味を理解できない。
大切なのはempathetic listening
こども達とよくコミュニケーションをとることで、心の深い部分を引き出すことができる。
厳しさではなく、温かいコミュニケーションが必要。(heartwarming relationshipなんて単語があるのかわかりませんが苦し紛れに造語?しました)
―母親として、今の親の教育は不十分であると実際に感じたことはあるか?
公園などで、子供が危険な遊びをしていることがあるが、親が注意したり、助言することはない。働く母親が増え、教える時間がないから。
―近頃の日本人は年長者を尊敬しなくなっていると思うか?
はい。しかし、同様に年長者も若者に敬意を払っていないと思う。日本の社会では、各世代がseparateされている。お互いにコミュニケーションをとったり、協力したり、理解する機会がとても少ないと思う。
―日本の教育は社会に出た時、役に立っているか?
部分的にはイエス。特に小学校では、チームワークや協力することを学べる。
一方で、社会がグローバル化する中で、十分に役に立つ教育がされていない。例えば、英語教育は、読み書き中心で、話す、聞くことは十分でない。
最後の質問は、一言しゃべった時に終了のコールがありましたが、面接官が続けていいよといったので、少々慌て気味にしゃべりました。
後から考えると、もっとこういう説明をしたほうがよかったかな、とか、あの例を出せばよかったな、とか反省が絶えませんが、限られた時間でよく頑張ったと思います!
結果は、初トピックでスピーチをしたため、スピーチの点数は低め。質疑応答で巻き返した感のある配点でした。
Short speech 7/10 Interaction 9/10 Grammar and Vocabulary 8/10 Pronunciation 9/10
スコアの出し方がよくわからないのですが、これで627点。合格基準が602点。英検バンドは一次も二次も+1だったので、どちらもギリギリでした。今回の目標は、とにかく合格することだったので、ひとまずはホッとしていますが、もっと高得点を獲りたい!という欲もでてきて、少し悔しくも感じました。
スポンサーサイト