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「英語で子育てin桑園」準備中・・・

札幌に戻ってきて半年が過ぎ、新しい生活にもすっかり慣れたころ、ありがたいご縁があり、来春からの親子英語サークル再開を計画中です。
現在のところ決まっているのは、火曜日の午前中に行う予定ということだけ。

基本は以前のサークルの形 ~育児サークル風英語サークル~ を継承しつつ、
さらに季節にあわせた日本独自の行事・生活習慣・文化などを多く取り入れたレッスンにしたいなぁ。と思っています。

ひとまず、名札を新調いたしました。
名札


詳細はまだ検討中ですが、興味のある方は頭の片隅に入れておいていただけるとうれしいです!!
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英検1級合格体験記 ~その⑥ まとめ

●終了後の感想
英検会場には、高校生と思われる若い学生さんも沢山いて、うらやましく感じました。年々記憶力の衰えを感じ得ない今日このごろ、短期間の集中学習はきつかった~。実際、視力が二段階落ち、30代後半にして老眼に気づく始末。(視力は2年たち、やっと回復しました(笑))しかしながら、これまでの人生~学生時代、サークル活動、社会人、専業主婦としての経験、ワイドショーやTVの情報番組~から得てきた情報量はかなりのものだったと実感。英検の勉強は、今まで脳みその奥深く、無秩序に眠っていた知識をひっぱりだし、整理する作業だったと思います。今振り返っても本当に有意義な3か月でした。

●おわりに
最後に、英検一級を目指している方々にお伝えしたいことは、「英検はとても難しいけれども、あきらめさえしなければ必ず受かる試験」だということです。戦略を立てて勉強さえすれば、絶対に受かります!まず、初めに英検がどういう試験かを知ること。それには過去問をやることです。そして、自分の英語力の特徴を知り、合格に足りないものは何かを考える。その上で、自分の生活スタイルに合わせた勉強法をひたすら実践すること。常にゴールを見ながら、あと○ケ月、あと○週間、あと○日でできることを考え、あきらめずに取り組んでください。

英検1級取得をめざしている方!
合格をお祈りしています!!!

英検1級合格体験記 ~その⑤ 二次試験本番

●二次試験当日
◆午前中
面接は午後2時からだったので、午前中は、ネットで過去のお題全部に一通り目を通しました。ここで初めて「面接大特訓」に載っているようなお題よりも、価値観を問うような問題が多く出題されていることに気がつきました(遅すぎる~!!!)。
色々、ヤマは張ったものの、すべてのお題に目を通してみて、自分が他の人より深く知っているのは、やはり「子ども」に関わることしかないなと再認識。「子ども」について一歩深く理解するには、専門家(子ども)に聞くのが一番!と思い、長女に「学校の先生ってこわい?」と聞いてみました。すると、「担任の先生は他の先生と怒り方が違う。きつく怒ったりしない。○○はいけませんね~。みたいな言い方しかしないよ。」と、「へえ~、なんで?」。「怒っても、子供はなんで怒ってるのかよくわかんないからだって。」 なるほど・・・たしかに、厳しくしてもいいことないよな~。なんて会話をしていたら、無情にも本番の時間となりました。

◆本番
・ゆっくりしゃべる
・質問にまっすぐ答える(絶対それない)
・とにかくリラックス!
だけを念頭にいれ、余計なことは考えず、本番に臨みました。

日時:7月2日(日) 14:00~
会場:北海商科大学
面接官 アメリカ人(?) 40-50代
    日本人・女性   40-50代

始めの雑談は自己紹介で娘が3人いることを話すと、日曜日はいつも何をしているか聞かれたので、「子供と遊んでいます。特に、一番下が3歳なので、一緒に公園で遊ぶのが楽しい。」と答えました。

◆スピーチ
トピックカードが渡されました。トピックに目を通すと、上から4つは答えにくそうなお題ばかり。どんなお題だったか思い出せませんが、一つは、インターネットの規制に関するもので、これだけは避けようと思いました。
結局、5つめのトピックを選びました。
「厳しいしつけは教育に効果的か」というもの。このお題でスピーチしたことはありませんでしたが、今朝長女とした会話しか思い出せなかったので、それを膨らませてスピーチを考えました。

スピーチの内容
厳しいしつけは教育に効果的ではない。
1) 厳しいしつけは子供に悪影響。
子供たちは未熟で厳しく叱っても多くの子供たちはその理由を理解できない。厳しいしつけは先生や大人へのhateを強めるので、非行につながる。
2) 大切なのは、厳しさではなく、子供との信頼を築くこと。
1つ目の理由を言い終わったころに1分経過のコールがあったので、2つ目の理由にいくつかコメントを付け足し、That is all. Thank you.と言って終了しました。何秒残っていたのかは不明です。

QAセクションは記憶がはっきりしていませんが、ざっくりと以下のような質問に以下のような主旨の回答をしたと思います。

―学校で教師がしつけをする必要はあるか
現代の親は非常に忙しい。教師はそれを補うべき。学校生活の中で、教師は子供たちと過ごす時間が長く、お互いに協力することや、友達に優しくする機会がたくさんある。そうした環境の中で、教師は子供に社会のマナーやモラルを教えることができる。

―「厳しく」ではなく、信頼を築くのがいいと言ったが、どのようなことか?

こどもは未熟なので、厳しく叱ってもその意味を理解できない。
大切なのはempathetic listening
こども達とよくコミュニケーションをとることで、心の深い部分を引き出すことができる。
厳しさではなく、温かいコミュニケーションが必要。(heartwarming relationshipなんて単語があるのかわかりませんが苦し紛れに造語?しました)

―母親として、今の親の教育は不十分であると実際に感じたことはあるか?
公園などで、子供が危険な遊びをしていることがあるが、親が注意したり、助言することはない。働く母親が増え、教える時間がないから。

―近頃の日本人は年長者を尊敬しなくなっていると思うか?
はい。しかし、同様に年長者も若者に敬意を払っていないと思う。日本の社会では、各世代がseparateされている。お互いにコミュニケーションをとったり、協力したり、理解する機会がとても少ないと思う。

―日本の教育は社会に出た時、役に立っているか?
部分的にはイエス。特に小学校では、チームワークや協力することを学べる。
一方で、社会がグローバル化する中で、十分に役に立つ教育がされていない。例えば、英語教育は、読み書き中心で、話す、聞くことは十分でない。

最後の質問は、一言しゃべった時に終了のコールがありましたが、面接官が続けていいよといったので、少々慌て気味にしゃべりました。
後から考えると、もっとこういう説明をしたほうがよかったかな、とか、あの例を出せばよかったな、とか反省が絶えませんが、限られた時間でよく頑張ったと思います!

結果は、初トピックでスピーチをしたため、スピーチの点数は低め。質疑応答で巻き返した感のある配点でした。
Short speech 7/10 Interaction 9/10 Grammar and Vocabulary 8/10 Pronunciation 9/10
スコアの出し方がよくわからないのですが、これで627点。合格基準が602点。英検バンドは一次も二次も+1だったので、どちらもギリギリでした。今回の目標は、とにかく合格することだったので、ひとまずはホッとしていますが、もっと高得点を獲りたい!という欲もでてきて、少し悔しくも感じました。

英検1級合格体験記 ~その④ 二次試験対策

一次が終わったらすぐさま二次の試験勉強を始めるのが鉄則ですが・・・。この二か月の激勉に疲れ切って休みたくなり、テストが終わった週は友達とランチへ行き、次の週にはずっとやりたいと思っていたヨガを始め、その次の週には、気が緩んだ隙に風邪の菌にやられて発熱し、ヒーヒー言っていた6月21日合格通知を受け取り、風邪も一気に吹き飛びました。ただし、テストの後、気が緩むことは予測済みだったので、英語の勉強はしないまでも、本ぐらいは読んでおこうと思い、「経済は地理から学べ!」という本を読みました。これはとてもいい本でした。

●10日前
一次の合格通知を受け取って、慌てて勉強を始めました。しかも、二次試験の日程を完全に勘違いしていて7/9だと思っていたら、7/2が試験とこの時点で知り大慌て! 7/1・2と長女のバレーボールの大会があったので、長女を説得し、バレー部にはお休みの連絡をし、列車の切符を買いました。
そんなこんなで、10日でなんとか合格する方法を考え、とにかく「英検一級面接大特訓(Jリサーチ出版)」を一通りやることを決意しました。
始めは、スピーチ例を丸暗記しようと試みましたが、断念。そこで、3、4本自分の言葉で書いてみて、2分でスピーチしてみました。他のトピックでもやりたかったのですが、時間的に絶対無理なので、書くのはやめて、残りはトピック見て、1分で考え、2分スピーチをすべてのトピックでやりました。なんとなくできるような、できないような。って感じで6日が経過しました。

余談ですが・・・この頃、かなりあきらめモードに入り、長女に「わざわざ札幌までついてきてもらうけど、今回は本当にダメそうだわ。落ちたらごめんね~。」というと、長女に叱責されまして、「お母さん!できないって言ったら、絶対できないんだよ!できるって言ったら、できるんだよ!できないって言ってる暇があったら、今できることをやんなきゃだめだよ!・・・って先生が言ってたよ。」と言われ、ハッとしました。そこで、いままでの英語人生を振り返り、自分にできることは、短い文をつなげて、簡潔にわかりやすく、ズバッと言う方法を考えること。目指すは小泉純一郎風のスピーチだなと。いままで、模範解答を真似しようとしていましたが、その完璧な文をズバズバ切って、短く、単純明快で行こうと決意。最終的には小泉風も諦めて、出川イングリッシュでOK!という開き直りの境地にまでいたりました。

●3,4日前
ここにきてやっと過去問集2013年度、2017年度に目を通しました。自分ならどうスピーチするか考えてみたものの、ほとんど思い浮かばなかったので、模範解答を見てから、もう一回自分ならなんというか考えてスピーチ練習。このあたりで「面接大特訓」では、常に決まった型にはめてスピーチしなきゃ。というプレッシャーを感じていたことに気づきました。過去問の模範解答を読んで、もっと自由にスピーチしていいんだな、という感想を持ちました。もっと早く過去問に目を通しておくべきだったと後悔しましたが、それでも、「面接大特訓」で基礎知識を詰め込んでおかなければ、そもそもなんのスピーチもできなかったと思うので、やはりこのタイミングで気づいて正解だったんだと思います。

●二日前
ここまで、幅広いトピックについて、すべてスピーチしようとしてきたけど、結局選ぶのは一個でいいことにここで気づきました(遅い!)。そこで数々あるトピックから、自分の得意なものに絞って準備しておこうと決めまして、「面接大特訓」から、何とかスピーチができそうな、1)少子高齢化 2)女性の地位向上 3)環境問題 4)教育問題 5)国際問題 の優先順位でトピックを選択することを決意しました。経済、メディアは苦手なので選ばないことを決意。
夕方、札幌へ移動。4時間の車内でリスニングするつもりでしたが、思いのほか子供たちが元気だったので、レジャー気分で実家へ。夜は缶ビールを一本飲み、気休めにイヤホンで「面接大特訓」の音声を聞きながら就寝。

●前日
最終チェックとして、前述の先生からレッスンを受けました。これが、本当に有意義なレッスンで、このレッスンがなければ面接は散々だったかもしれません!!!試験前日で、私もだいぶ緊張していたのですが、レッスンが終わる頃には、「これは受かるぞ!」って気分になっていました!レッスンでどのように変わったのか少しご紹介しますね。

◆面接のシミュレーション
まず、英検のHPの二次シミュレーションを一緒に見ながら、適宜先生がコメント&注意をしてくれました。そして、過去のトピック(2005年のだったかな?)から1分で選んで、2分スピーチ。
私は以下のようなスピーチをしました。
トピック:UNの役割について
1) 貧困対策
2) 環境対策
3) 核兵器の廃絶

早口でしゃべり25秒を残して終了。先生からのコメント。「スピーチがとにかく早すぎる。Slowly, slowly ところどころ聞き取れない。単調になっているので、ポイントごとにポーズを入れて」と。模範解答例を聞き反省。スピーチ中、暗記したことをとにかく思い出そうと焦り、必要以上に緊張していたことに気づきました。

もう一つトピックを選びスピーチ。今度はゆっくり話すことに気を付けて。
トピック:裕福な人が貧しい人を助ける義務について。
1) 植民地時代の償い。
2) 格差が広がっているため、お金持ちは貧しい人を救うことに貢献しなくてはならない。

「ゆっくり話す」と言い聞かせるだけで、一回目よりも落ち着いてわかりやすく話すことができました。

次に質問タイム。
先生「最近、トランプ大統領がパリ協定の離脱を表明したが、UNはどうすべきか?」
私「そうですね・・・。地球の温暖化が進む中、アメリカの行動は、selfishですね・・・。のらりくらり・・・。しかし、アメリカ以外の国は協力し、地球温暖化の解決に向けて努力しなくてはいけないと思います。」
先生「ほらほら。それが日本人の答え方だよ。最後の一文はいい。けど、それを最初に言って。」
とにかく試験官の質問からそれないこと!が大事という注意を受けました。
英検HPを見終わって、先生に感想を聞かれたので、「やるべきことはわかったけど、(モデルスピーチ&QAのように)具体例が思い浮かばない時はどうしたらいいんでしょう???」と聞くと、魔法のフレーズを教えてくれました。それがこれ↓
“To be honest, I am not so familiar with this topic, however I believe….”
ゆっくりと含蓄のある感じでいう。次に言うことを考えながら。
”I don’t know.” は絶対に言わない。”I’m not sure.”と言う。よくわからなくても、自信たっぷりに答える。女優になろうと決めました。

◆トレーニング1~日本の話題~
ここでいったん英検から離れ、先生が”Interesting Facts About Japan”と書いたプリントを取り出しました。そこには、外国人が興味深く思う日本の実情が箇条書きで39書かれていました。それを見ながら先生が一つずつ質問していきました。まず一つ目。
先生「日本では馬の肉が人気。日本人はなぜ馬の肉(馬刺し)が好きなの?」
私「えーと、日本は伝統的に生の魚を食べる習慣があり、すしや刺身が好きです。それと同様に肉も生のものを食べ、新鮮な食感を味わうのが好きなんです。」
先生「ほらほら、またはまってるよ。聞いているのは『馬の肉』の話。魚とか刺身とかのことは聞いてない。とにかく質問から離れないで答えて。」

その後、3つの質問をやってみて、少しずつ、質問から離れず(stick to the question)答えられるようになってきたので、この練習は終了。

◆トレーニング2~英字新聞より~
次に、数日前の英字新聞を出してきて、ペラペラめくりながら、関連することを先生が質問し、私が答える練習をしました。今回は、ひたすらstick to the questionだけに気を付けて答えていきました。
例えば、
「小林まおさんは、本名は市川だけど、なぜ『小林』を使っているの?」
「それは合法?」
「子供の虐待が増えているそうだけど、なぜ親は子供に虐待をするの?」
「日本の株価が上がっていて、景気が回復している兆候があるけど、多くの一般人が景気の回復を実感できなていないのはなぜ?」
「秘密保護法についてマスコミは危険を報じているけど、過剰に報道していると思う?」
などなど。今までならのらりくらり答えていた質問ばかり。でも、面接シミュレーションと直近のトレーニングに加え、一次試験からの勉強で頭の中にはそれなりの知識が蓄積されていたらしく、自分でもびっくりするくらいスムーズにすべての質問に答えられました。どんな話題を振られても何かしら答えられるようになっていることを実感し、自信に!

先生「英検のカメラがオフになった途端にfluentになったね。リラックスさえすれば大丈夫!コーヒーショップでコーヒー飲みながら話していると思えば絶対受かるよ!」
 「英検の面接中は、いつどこから質問が飛んでくるかわからない。いつでも、stick to the questionにだけ気を付けてしゃべればOK!明日だけ頑張って、明後日からは普通の日本人に戻っていいから(笑)」
「英検HPの受け答えはネイティブが考えた台本を読んでいるだけ。あんなに流暢に話せる日本人はいないから、気にしないで。9年間ここに通っていて、最初は何を質問しても”I don’t Know”だったけど、こんなにしゃべれるようになったんだから、大丈夫!」

最後に、家に帰ったら、”Interesting Facts About Japan”をすべて眺め、それぞれ30秒で、ピンポイントでコメントすること。それから今日読んだ英字新聞を全部眺めて、わからない単語を最終チェックすること。を宿題としてレッスンは終了しました。

私のメモに残った言葉たち↓
1) more slowly
pose between points
2) STAY ON THE QUESTION ASKED----NO MORE!
3) To be honest, I am not familiar with this topic, however I believe….
4) I’m not sure.

そして、心の中ではひたすら”Be relax!”と唱え続けました。

先生にコーチをしてもらって、ものすごくためになりました。そしてとても励まされました。
先生も、一次試験に合格したことをすごく喜んでくれて、張り切ってコーチをしてくれて、応援してくれました。合格して恩返しがしたい!と強く思いました。



英検1級合格体験記 ~その③ 一次試験本番

●本番
6月4日(日)
函館大学にて受験
1級の受験生は、学生さん2名、小学生6年生くらの男の子1名、中年男性1名、私の計5人。受験人数の少なさにびっくり!ここで初めて函館で二次試験をやっていないことに気づきました(笑)。

◆試験開始(以下の順番に解答していきました。)
① 英作文
まずは、英作文。お題 ”Can restrictions on freedom of speech ever be justified?”
見た瞬間フリーズ。意味がわからない・・・
言論の自由を制限しちゃいけないってあたり前?それが許される場合って何???
「ああ、終わった・・・」と思ったのですが、最後まであきらめず何でもいいから空欄を埋めようと思い直し、小学生的な超素直な思考で、少ない知恵を絞り書いたのが以下のような作文。
言論の自由が制限されるべきでない。
1) 言論の自由は基本的人権なので、それを侵害することは倫理的に許されない。
2) 言論の自由を規制することは、非民主主義が進み、独裁性の社会では国民が命の危機にさらされる。
3) 自由な言論は経済の発展に重要。規制することで、経済が悪化する。

苦し紛れで何とか解答欄を埋めました。

試験のあとネットで検索してわかりましたが、今回の課題はメディアについて書くことを想定された問題だったのですね。「表現の自由が制限されることが正当化される場合」というのは、「プライバシーの侵害」「名誉棄損」にあたる場合など。子育て真っ最中の私ですので、「暴力」や「性」に関する描写に対する規制について書けばよかった・・・。と悔やみましたが、後の祭り。単純に勉強不足でした。
英作文の点数の内訳は、内容5/8 構成6/8 語い6/8 文法6/8  
肝心のメディアに全く触れなかったため、「内容」の点数は低かったのですが、なんとか合格点はもらえました・・・。

② 長文(短文穴埋め→長文選択形式の順に解答)
長文の印象としては、過去問よりもわかりやすかったように感じました。すでに書きましたが、どの長文も正直、詳細はほぼわからなかったにも関わらず・・・まさかの満点でした(笑)特に科学ものは、キーワードになっている名詞の意味がわからず、最後まで詳細が全くわからなかったものの、主に接続詞を追っていくことで、論旨の流れだけは分かったので、素直な気持ちでマークしたら、運よく正解していました。勘がよく働く日だったのかもしれませんが、「運も実力のうち」です。(by中学校時代の部活の顧問)
ちなみに最後の超長い文章は、題材が植民地時代のケベックの話で、これは学生時代にケベックに行ったことがあったので、イメージしやすかったです。やはり背景知識があると違いますね。題材に当たりはずれがあるので、都合がつく限り何度も受験することも大切だと思います。

③ 語彙問題
語彙問題は始めから捨てる心づもりで臨んでいました。実際、確信を持って正解と分かる単語は3つしかなく、あとはすべて勘で答えました。正答は25問中15問。うーん。大健闘!?ここは5分程度で終わらせました。

④ 見直し
語彙問題を捨ててかかったお蔭で、最後10分くらい余りましたので、再度英作文に戻りました。見直すと、スペルが3か所ほど間違っていたので直して、ちょっとおかしいかなと思う文も2か所ほど直しました。

⑤ リスニング
全体の印象としては、練習の時よりも理解しやすかったです。馴染みのある内容が多かったのと、勉強した分、実力がついたというのもあると思います。特にReal-Lifeのパートでは、どんな答えがくるのかが、なんとなく予想できるようになっていました。それから、2012年とまったく同じ問題がでていたのでびっくり。使い回しているんですね。前半集中力が切れて、聞き逃してしまった問題がいくつかあったのですが、後半の正答率が高く救われました。


英検1級合格体験記 ~その② 一次試験対策

●試行錯誤の過程
2017年4月。まずは、友人から譲ってもらった「チェルシー式英検1級講座」というDVDを見ました。そこには、英検受験のための様々な勉強法が紹介されており、「よし!やってみよう!」と思ったのですが、時間がなく、ほとんど実践できませんでした・・・。
参考までに、試行錯誤の過程をご紹介します。

・単語の色分け→単語のイメージによって、自分の単語帳の単語を色分けするという単語の記憶法。例えばポジティブなイメージの単語はピンク、ネガティブな単語は茶色、中性的なものは青など、自分のイメージに合わせて単語を色分けするという方法。イメージに残るので記憶がしやすくなるのでとてもいい方法だと思います。でも単語帳を作っている時間がなかった!結局、「語彙問題は捨てる」方針にしました。(配点が高くないためカンに頼ることに)単語だけで暗記できないタイプなので、長文を読んでわからないものは付箋に書いて、台所の壁に貼り、2~3日眺めてポイ!これで少しは覚えられました。覚えられなくても、また別の長文で同じ単語に遭遇する機会が多々有り、よく出てくる単語は徐々に覚えていきました。

・速読→長文もリスニングも問題文を速く読む必要があるので、速読力を鍛えるというもの。特に、映画の音声を消して字幕だけを目で追って意味を理解するトレーニングは面白いと思って一回やってみました。きつかったです。確かに、これを続ければ速読力があがりそうだけど、うーん、二か月じゃ無理っぽい。それから、眼球を速く動かすというトレーニングもやってみたものの・・・これも無理っぽい。さらに、長文を目を速く動かして読んでみたものの、素早く眺めたところで、そもそも知らない単語が多く、意味がまったくとれないので、これは無理だと思って、諦めました。

・多読→少し易しめの文をとにかくたくさんよんで、長文に慣れるというもの。おっしゃるとおり!と思い、とりあえず、近所の本屋でCNN English Expressを買ってきて読みましたが、多読だけで試験日が来てしまうことに気づき、日本語訳で情報だけを頭に入れ、この方法も捨てました。

以上3つの方法は、試験日まで余裕のある学習者には有効だと思います。長期計画の方は是非お試しください。

●まずは長文から・・・
そんなこんなで、あと二か月・・・もうできることは、ひたすら過去問しかない!という結論に。家に2013年度の過去問集(CDなし)があったので、それを読み始めました。4月中に練習としてこれを終わらせて、5月に入ったら実戦形式(時間を計って)で2017年(最新版)をやろうと決めて勉強を始めました。
まず、語彙問題は捨てることにしたのでスルー。すべての基本は長文(読む力+語彙力+背景知識の習得+英作文の借文)と思い長文を時間を計りながら読み始めました。
しかし、3行で挫折・・・まったくわからない!単語、文の構造はもちろん、なんの話をしているのかも皆目見当がつかない!わからないので、その都度ネットで検索しているうちに、「第一次、二次世界大戦」「共産主義、資本主義」「欧米列強の植民地支配」などの題材が多く、年号がでてきた瞬間に、ざっくりとその時代のイメージが湧かないと理解できないと気づきました。そこで、本屋さんに走り、「教科書よりやさしい世界史」という本を買ってきて、該当部分を一通り読みました。お恥ずかしながら私の世界史の知識は中学生で止まっていたので、ごくごく簡単に書かれたこの本がすごく役に立ちました。
それから、頻度は低いのですが、古代のギリシャ、ローマ時代に関する長文もあり、ちょうど「トロイ」という映画のDVDがあったので、それを見てからは古代ヨーロッパ世界がイメージしやすくなりました。
長文は、あまりに読めなかったので、ターゲット別の問題集も買いましたが、結局、過去問を読むのが精いっぱいで、問題集は3分の1くらいしかできませんでした。
科学ものは、細かい実験や調査などからでるので、題材になっている事実そのものを知らないのは当然だと思いましたが、わからない用語などがでてきたら、その都度ネットで確認しました。そんなことをやっているうちに、少しずつ単語力、読解力がついていきました。
特に科学ものでは(他の読み物も同じですが)、主張が2転、3転するので、段落が変わる度に「前の段落を覆す主張がくるぞ~」と心の準備するようになって、それだけでもだいぶスムーズに長文の内容がつかめるようになりました。本番もこのように論旨の展開を追っただけで、詳細がまったくわからなかったにも関わらず、神がかり的な点がとれました!
それから、初めは、長文の一文が長すぎて、構造も複雑で、文の最後のほうには最初の主張を忘れてしまう・・・みたいな。とにかく意味がとれなかったのですが、だんだんと慣れてきたように思います。例えば、接続詞ですが、私は常に、However, I think…みたいな文しか作ったことがなかったので、I think, however,….と接続詞一個が挿入されただけで思考が一時停止してしまっていましたが、いくつも長文を読んでいるうちに、それも慣れました。
 ついでに、2013年度の過去問集はCDを持っていなかったので、リスニング問題も読み物として一通り読みました。
 とにかく、長文を読めないことには、語彙もリスニングも英作文もできないだろうし、一次試験には絶対受からないだろうと思ったので、長文を克服することで4月は終わりました。ちなみに、背景知識を補うために池上彰さんの「知らないと恥をかく世界の大問題7」という本を買ってよみました。

●英作文
 英作文の練習は、5月に入ってから泣きそうになりながら始めました。あと一か月?間に合うか?いいえ、間に合わせるのです。と自分に言い聞かせながら・・・。まずは2013年度の過去問集で何本か英作文を書いてみたものの、何を書いたら良いのかわからずただただ泣きたくなりました。しかし、泣いていてもしょうがないので、旺文社の分野別ターゲットの英作文問題を買いに行きました。一応大学でも英作文の授業はあったし、サークルでもディベートやスピーチを経験していたので、英作文の書き方自体は、特に難しいとは思わなかったのですが、内容が思い浮かばない!とにかくいくつか応用できそうな雛形を作るべきかなと思って、英作文の問題集や「面接大特訓」を見ながら、自分なりに時間をかけて2、3本作文を書いてみました。でも、正解がよくわからず、札幌でお世話になっていたアイルランド人の先生に英作文を一本メールで送り、チェックしてもらいました。それが、5月11日。先生にいくつかアドバイスをもらい、あとは、とにかく書くのみ!と思い、それから本番まで、できるだけ毎日、キッチンタイマーを25分にセットして、一本ずつ英作文を書きました。

●リスニング
 リスニングは過去問をやってみて、正答率がおおむね7割程度だったので、このままいけるかな。と思ったのですが、後半の配点の高そうな問題がなかなかとれず、特にインタビューはぼぼ×、その他のパートも後半の正答率が低かったので、苦手な部分だけ問題集で練習して、そこで時間切れとなりました。
 リスニングに関しては、ここ1年くらい海外ドラマをみまくっていたので、「音が聞き取れなくて理解できない」ということはほぼなくなりました。それでも、なお理解できない部分はたくさんあり、それらはすべて、そもそも単語やイディオムを知らなくて理解できないのが原因だったので、結局長文を読んだことがリスニング力の向上にもつながりました。

●最後の一か月
 すでに書いたことと重複しますが、5月に入ってから2017年度の過去問集をやりました。平日の日中に過去問6回分を、実際の試験のつもりでリーディング、リスニングを通して時間を計って解答し、それ以外の日は、終わった問題の見直し、英作文などをやりました。(土日は子供たちがいるためできず)これで合格!という点数は一回もでませんでしたが、少しずつ点数は上がっていきました。
 直前には、あきらめかけましたが、長年英語を勉強してきたことを思い出し、受かってもバチは当たらない!と言い聞かせ本番に臨みました。


英検1級合格体験記~その① はじめに

今日から数回に渡り、英検1級についてお話します。
函館在住の間、児童英語から離れ様々な経験をしましたが、そのうちの一つが英検1級への挑戦でした。
英検1級は、大学4年生の時に一度チャレンジし撃沈。とんでもなく難しいテストで、「これは一生かかっても受からないぞ・・・・」と思っていましたが、2017年7月、ついに合格することができました。
今後、受験を考えている方や何度か受験をしてもなかなか合格できない方の参考になればと思い、合格体験記をご紹介します。

●英検という資格試験~必要な技術
英検にチャレンジしてから早くも2年が経過してしまいましたが、私が英検の勉強を始めたのが2017年4月。三女が入園し、10年ぶりに晴れて24時間育児から解放され、猛スピードで勉強を開始しました。一次試験が6/4・二次試験が7/2、勉強期間は2~3ケ月という超短期集中型の日程でした。
「めちゃくちゃ難しく、一生受からない」と思っていた英検一級ですが、受験後「いち資格試験なので対策を立てて勉強すればちゃんと受かる」ものだと実感しました。皆それぞれ、今までの人生で培ってきたものが違うので、だれにでも当てはまる勉強法など存在しないと思います。しかし、英検1級に求められるものを知り、足りない部分を補っていくことが、合格への近道になると思います。

★私が考える英検1級に必要な技術
1.語彙力(ボキャブラリー)
2.長文読解力(リーディング)
3.英作文(ライティング)
4.リスニング
5.スピーキング
6.背景知識
7.論理的思考

1~5は一般的に「英語力」と呼ばれるものですが、それ以上に必要なのが6・7の能力。「英語は流暢だが、なかなか合格できない」という方は、ここの対策が足りないのではと思います。
7の論理的思考に関しては、大学で論文を書いていたり、企業で経営戦略を立てていたりした方は自然に備わっていると思います。私の場合は、学生時代、英語ディベートで学びました。このような経験がない方は、一度論理的思考を鍛えておく必要があります。1~6に関しては、基本的には過去問をやることで少しずつ身についていくと思います。目標を見失わずにコツコツトレーニングしていけば、誰でも必ず合格できます!
英検1級受験を考えている方は、まず過去問を解いてみて、現在の自分の技術レベルを知り、自分だけに合わせた合格戦略を立ててください。


ということで、勉強スタイルは個人個人によって全く異なると思うのですが、一参考ということで私の体験談をご紹介します。2017年4月から、6/4の一次試験、7/2の二次試験終了までの記録で、合格発表直後の7月に書いたものです。皆様の受験勉強のお役にたちますように。
長~い体験記になりますので、以下その②~その⑥に分けてご紹介します。

②一次試験対策
③一次試験本番
④二次試験対策
⑤二次試験本番
⑥まとめ

ごあいさつ

皆さんお久しぶりです!
ほぼ3年ぶりの更新です。
この間、何をしていたかといいますと・・・
夫の仕事の都合で函館にて生活をしておりました。

3年のブランクとなりましたが、今後も英語と子育てに関わる活動を続けていきたいと思っています。
この後ともよろしくお願いいたします!!!
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プロフィール

みしぇえる

Author:みしぇえる
札幌・桑園にて親子英語サークル主宰
親子で笑える英語子育てを提唱中
札幌生まれ・札幌育ちの日本人
ニックネームはミシェル

英語・幼児教育・子育てに興味のある方!
子育てしながら英語を勉強中のママ!
ぜひ当ブログを覗いてみてくださいね☆

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